奈良の観光地『ならまち』の近くにある、『酒処 蔵（さけどころ くら）』さん。
名物のきも焼きとおでんがメインのお店だ。
お店の名前どおり、元は蔵として利用されていたそうだ。
概観はこんな感じ。看板や暖簾、その暖簾の奥の『蔵』の文字がいい雰囲気を
かもし出している。
暖簾をくぐり、入り口を開けると、一段といい雰囲気。カウンターはコの字型に
配置され、店内の明かりや、アサヒビールの古い木造の看板などまさに昭和ワールド。
勝手なイメージだが、昭和40年代を想像させる。
平日の18:00頃に訪問したが、店内はほぼ満席。カウンター左奥にちょうど2名座れる
とのことだったが、壁と座席の隙間はほとんどなく、たどり着くのも大変な状況。
この場所だと、トイレに立つのも気が引ける。。。
定番のメニューはこんな感じ。種類はそれほど多くない。当日のオススメは壁にも
張り出されている。
メニューの裏面には英語メニューも記載されており、外国人も多く訪れるのだろう。
メニューから冷奴2つ、おでんをお店のおまかせで５つ、きも焼き（半分）をオーダー。
冷奴（300円）
おでん（1品100～150円）大根、ちくわ、ごぼう天、たまご、ひろうす。
特に大根の大きさが半端ではない。大きいながら味は中まで染みこんで
いる。味付けは少し濃い目。
きも焼き（半分）（450円）
色目はかなり黒い。味つけも見た目ほどではないものの濃い目。
山椒がかなりかかっているので、お酒のアテにはぴったりだ。
二階堂のロックは550円とかなり高いなぁと思っていたが、
なんと生中のグラスに入って出てくる。量は普通のお店の
3杯分はあるので、全然お得。
（写真は半分以上飲んでから撮影）
当日のメニュー（価格が書いていないものもあり値段は不明）には、
八角というめずらしい魚のお刺身や、カキフライ（隣がオーダーして
いたのでちら見したがかなり大降り）などおいしそうなものもあったが
相方も小食だったので、そのあたりは次回に。
以上の料理に、瓶ビール2本（700円×2）、二階堂ロック（550円）
熱燗2合（750円）を飲んで2人で4,500円。
今回頂いた料理は、特にずば抜けてすばらしいということはない。
しかしお店の雰囲気が料理へのエッセンスとなり、美味しく感じ
させるから不思議だ。店内で過ごしていると昭和40年代にタイムスリッ
プした感覚にとりこになる。
高度成長時代を戦ってきた先輩達は、このようなお店で熱く語り合った
のだろうか。そんなことを想像させるお店であった。
この『酒処 蔵（さけどころ くら）』さん。観光客にははもちろんのこと、
奈良の地元民でもまだ来たことがない方は是非、
この昭和を感じて頂きたい。
by 地元民の奈良グルメ
【ショップデータ】
店 名 酒処 蔵（サケドコロ クラ）
住 所 奈良県奈良市光明院町16
Ｔ Ｅ Ｌ 0742-22-8771
営業時間 月～金 17:00～23:30
土・日・祝 17:30～22:30
定休日 木曜日
価格帯 3,000円前後
その他 1F カウンター16席、
2F 座敷あり
駐車場有（近隣パーキング）、喫煙（分煙なし）
URL
【評価】
味 ★★★★☆ 3.5点
値 段 ★★★★☆ 3.5点
サービス ★★★☆☆ 3.0点
雰囲気 ★★★★☆ 4.0点
CP ★★★★☆ 3.5点
総合評価 ★★★★☆ 3.5点
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